光の少女Ⅴ【決戦編】
最終章
1
花音が風夜達と会っている頃、継承式は無事に終わったところだった。
「あれ?姉上は?」
式が終わり、一般の人々と共に継承式を見ていた紅牙達の所へ戻ってきた光輝が声を上げる。
「・・・・・・始まる前にはいたんだけどな」
「人が凄いからな。逸れてこっちに来てるのかと思ったけど」
「お姉ちゃんなら、始まる前にどっか行っちゃったよ」
「「「はっ?」」」
蒼牙の言葉に光輝、朔耶、黄牙が勢いよく彼を見た。
「行っちゃったって何処に?」
「わからないけど」
「それなら、俺も見た! 確か白亜が何処かに飛んでいって、それを追い掛けていったぞ」
「止めろよ・・・・・・」
「すぐに戻ってくると思ったんだよ。なぁ、蒼牙」
「うん」
紅牙が言い、それに頷いた蒼牙を見て、光輝は小さく「まいったな」と呟いた。
花音が風夜達と会っている頃、継承式は無事に終わったところだった。
「あれ?姉上は?」
式が終わり、一般の人々と共に継承式を見ていた紅牙達の所へ戻ってきた光輝が声を上げる。
「・・・・・・始まる前にはいたんだけどな」
「人が凄いからな。逸れてこっちに来てるのかと思ったけど」
「お姉ちゃんなら、始まる前にどっか行っちゃったよ」
「「「はっ?」」」
蒼牙の言葉に光輝、朔耶、黄牙が勢いよく彼を見た。
「行っちゃったって何処に?」
「わからないけど」
「それなら、俺も見た! 確か白亜が何処かに飛んでいって、それを追い掛けていったぞ」
「止めろよ・・・・・・」
「すぐに戻ってくると思ったんだよ。なぁ、蒼牙」
「うん」
紅牙が言い、それに頷いた蒼牙を見て、光輝は小さく「まいったな」と呟いた。