いきなりプロポーズ!?
時計を見れば11時を回っていた。まだまだ空は暗い。雲が立ち退いて太陽が顔を出す様子もない。
「今日のオプショナルツアーはチナ温泉だったね。こんな天気なら申し込んでもよかったかな」
「どうして」
「どうせ夜はオーロラも見れないなら昼間にアラスカ観光を楽しんでゆっくりした方が良かった。明日の朝だって早いもん。8時にロビー集合だったよね」
「ああ。確かにな」
でも今夜は太陽からの電磁波がずっと高いらしい。万一晴れればもっと綺麗なオーロラが見れるかもしれない。
「じゃあ行かないのか?」
「迷ってる」
「じゃあ行こう」
「は?」
「万が一でも可能性があるなら、あきらめちゃいけないって、誰が言ったんだよ」
私です……。
「一緒に行こうぜ。お前がいないとつまんないし」
「はいはい。じゃあ今のうちに寝だめしとく」
「俺もそうするわ」
達哉はそう言ってカーテンを締めた。
「今日のオプショナルツアーはチナ温泉だったね。こんな天気なら申し込んでもよかったかな」
「どうして」
「どうせ夜はオーロラも見れないなら昼間にアラスカ観光を楽しんでゆっくりした方が良かった。明日の朝だって早いもん。8時にロビー集合だったよね」
「ああ。確かにな」
でも今夜は太陽からの電磁波がずっと高いらしい。万一晴れればもっと綺麗なオーロラが見れるかもしれない。
「じゃあ行かないのか?」
「迷ってる」
「じゃあ行こう」
「は?」
「万が一でも可能性があるなら、あきらめちゃいけないって、誰が言ったんだよ」
私です……。
「一緒に行こうぜ。お前がいないとつまんないし」
「はいはい。じゃあ今のうちに寝だめしとく」
「俺もそうするわ」
達哉はそう言ってカーテンを締めた。