SWEET LOVE*実話*
最初はメアドしか知らなかったけどメールしてるうちに知った岩瀬のケー番。











その番号を発信する。







プルルルル
プルルルル
プルルルル
プルルルル
プルルルル
プルルルル






なかなか出ない。










切ろうか迷った時に








「もしもし?」








岩瀬の声が聞こえた。













「…あ。もしもし?あのさ、岩瀬に報告したい事があって電話したんだけど。」












「なに?」










「姫來好きな人いないってさ。良かったね。」









あたしがそう告げると、いきなり受話器から笑い声が聞こえた。








「そんな事ぐらい俺だって知ってるって。」






(…。やっぱり知ってたよね…結局あたし岩瀬の役に立てなかったな…)







そう思うと急に悲しくなって目に涙がたまってきた。







「そう…だよね…。当たり前だよね…。なん…か…ごめんね。」









「…泣いてるの?」








「泣いてなもん。」






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