もう一度・・あなたと
新たな旅立ち

怜音と透は、インターンを無事に終了して
大学に報告にきた。

教授から、怜音は、
『カリフォルニア州にある
病院へインターンとして、
行ってみないか』
と、言われた。

怜音は、
「是非、
お願いします。」
と、答えた。

「では、急ですが
直ぐにでも、あちらに行って下さい。」
と、教授から言われた。

教授は、
「子供専用の病院で
病院系列の大学に行きながらと
なります。
卒業式には
戻れないかも知れません。」
と、付け加えた。

怜音は、
「はい、かまいません。
ありがとうございます。」
と、言うと

「カリフォルニアでの
インターンを報告しなさい。
それを、卒論とします。
自分の力を十二分に発揮して
沢山の物を吸収して来て下さい。」
と、教授。

「ありがとうございます。
教授からの推薦に恥じないように
沢山の事を勉強してきます。」
と、話して家に帰った。


母は、海外へ
行く事を心配したが
父が、
「怜音のやりたいように
     頑張って来なさい。」
と、言ってくれた。


透も、行きたがったが、
今回は、怜音だけの話だったから、
仕方ないとあきらめた。

透は、今回行った病院から、
卒業後勤めて欲しいと依頼されて
就職を決めていた。

ゆっくりしてから、
大学へと戻るらしい。


私は、両親と透、南ちゃんに
見送られて、カリフォルニアへと
旅立った。
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