もう一度・・あなたと
失ない・・気付く事
飛鳥は、智和を見つけて
「智和、インターンお疲れ様。
変わったことなかった。」
と、訊ねた。
智和も
「あっ、飛鳥。
飛鳥もお疲れ様、良い勉強になったね。
変わりないよ。
痛みももうないから。」
と、答えると
「少し話があるんだけど
今、大丈夫?」
と、言うと
「大丈夫だよ。中庭にでも行く?」
と、言われて二人で話ながら
移動した。
「智和、体、回復して良かったね。
智和、あのね、
俺 やっと気付いたんだ。
自分の心に誰がいて、どうしたいのか。
智和に無責任なこと、言って申し訳ないと
思っている。
でも、もう気持ちを偽ること出来ない。
俺は、怜音が好きだ。
怜音にこの気持ちを伝えたいと思っている。
すまない。
これからも、友達として、
力はかせるから、なんでも言って欲しい。」
と、言った。
「やはり·····。
そう、思っていた。
飛鳥は、私に同情しただけだと、
わかっていた。
ただ、余りにも、大事にしてくれるから
それに、浸っちゃった。
ごめんね。
でも、あの時は、そばにいてくれて
本当にありがとう。」
と、智和は言った。
飛鳥は、
「本当に、勝手な事ばかり言って
ごめん。
じゃ、俺行くね。」
と、言うと
智和は、
「うん。」
と、答えた。