もう一度・・あなたと
怜音は、ずっと外の景色を見ていた。
飛鳥は、どう、声をかけていいかわからず
智和と彼の話をした。
怜音に理解してほしくて。
怜音は、なにも反応しない。
怒ってるの?
それとも、疲れた?
怜音の家に着いて、
「お父さん達に遅くなった訳を説明するよ。」
と、言うと
「いいから、智和のとこに行って
飛鳥にいてほしい、はずだから」
と、言って怜音は家へ
怜音は、一度も、
振り替えることはなかった。
飛鳥は、怜音を傷つけたの
だろうかと、考えながら
帰宅した。
怜音は、父と母に
「遅くなってごめんなさい。
お父さん、明日仕事なのに。」
と、言うと
父は、
「問題ないよ。何か話があるんだろう。」
「うん、ありがとう。
実は、カリフォルニアの病院から
正式なオファーがあったの。
今日、教授から話があって、
明日、返事をしないと行けなくて。」
と、話すと
母は、反対だったが
父が、
「怜音。
もう、気持ちは決まってるんだろ。
お父さんは、怜音が、やりたいように
やれば、いいと思っている。」
と、言ってくれた。
「ありがとう、お父さん。
日本の病院にしようと、
思っていたんだけど
私にはカリフォルニアの病院が、
あっていると思っているの
ごめんね、我が儘ばかりで。
お母さんにも、心配ばかりかけて
ごめんなさい。」
と、言った。