もう一度・・あなたと
決別

朝起きると
喉が痛くて、体がだるい

風邪をひいたみたいだ。

取り急ぎ、教授に昨夜の報告をした。
「こんな、声ですみません。
ぜひ、カリフォルニアの病院に
行かせてください。」
と、言った。

教授は、
「急がせて、すまなかった。
住むところは、病院の寮になる。
後の書類等は、全てあちらが
準備するとのことだ。
門倉さんは、体だけで来てほしいと。
出発が、卒業式の日になる。
結局、卒業式は、無理だったね。」
と、言われたから

「大丈夫です。
準備して、その日に出発します。

教授、何から何まで、
ありがとうございました。
一つだけ、お願いがあります。
私の居場所は、誰にも言わないで下さい。
一人で、頑張って
行きたいと考えていますので」
と、お願いすると。

「わかった。
他言はしないよ。

今日、明日は、ゆっくりして
風邪を治しなさい。
いつでも、連絡してくれて
いいから。」
と、言ってくれた。


携帯をみると、
飛鳥から、電話とメールLINEが
来ていた。
声を聞く気持ちになれず
メールをする。


風邪を引いたみたいだから、
家で、ゆっくりします。
と、送信して電源をオフにした。


一日中
お母さんに甘えて
三食食べさせてもらい

食べては、寝ての繰り返しだった。
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