もう一度・・あなたと
飛鳥は慌てて電話にでた
「飛鳥っ‥‥‥
‥‥‥‥‥‥彼がっ‥いるの。
‥こわいっ‥‥‥どうしょう‥‥‥‥‥」
と、智和の声が聞こえた。
「智和っ、ともか、落ち着いて
大丈夫、問題ないよ。
直ぐに、行くから。
隠れながら、警察に連絡して。
見つからない場所に隠れてな。」
と、言いながら、
飛鳥は、怜音をみた。
レンは、
「行ってあげて。
智和には、貴方が必要だから。
私は、自分で帰るから。
平気。」
と、言った。
「ごめん、レン。
後で、連絡する。
帰るなら、送るよ。」
と、言うが。
「いいから、もう行って!!」
と、怜音は叫んだ
飛鳥は、
怜音が今まで、
そんな声をだしたことないから
驚いたが。
智和が心配だったから
駆け出した。
怜音は、
飛鳥の心に自分にはない
と、思いながら
でも・・・
何処かで·····少しだけ·····期待をしていた‥‥
だが·····それは‥‥‥‥‥
いとも‥‥簡単に‥‥
・・・崩れ去った‥‥
『いかないよ。
レンが、大事だから』
と、嘘でも言って欲しかった。
私は、こんな思いをするために
日本に帰ったの?
バカみたい。
何度も、何度も
期待してうらぎられ
怜音の心は······打ち砕かれて······
······ボロボロ‥‥だった。
辛くて‥‥
悲しくて‥‥
泣いて‥‥
泣きながら‥‥
南ちゃんに連絡した。