もう一度・・あなたと
私は、飛鳥の近くにいたくなかった。
この人を
ずっと、思い
それは、間違いだったと気づかされ
再び、恋に引き戻され
今度は、立ち上がれないほどに
叩き潰された。
飛鳥は、
「俺は、誤解をとくことも
……言い訳も……
もう、聞いて貰えないんだね。」
と、思い詰めたように言ったが
「今更、言い訳?誤解?
……そうね‥‥
もう、何も聞きたくない。
ただ、あなたは、
私の心配より
ただ、ただ、智和ことが
心配だっただけ。
だれが、どうみても、わかるよね。
どちらが、飛鳥の心にあるか。
やっと、やっと、忘れられたの。
あれ以上の、
惨めで辛い思いは、
もう、たくさん!!
人を好きになった事すら嫌になる。
あなたも智和も、卒業の式典で
大変だったみたいだけど
……もう、忘れましょう。
あなたは、智和と幸せに
なればいい。
私とは、もう二度と
会うことはないから。
それじゃ。」
と、言ってその場を離れた。
二度と、関わりたくない。
と、怜音は思った。
飛鳥は、どれだけ
怜音を傷つけたのか、
改めて思い知った。
あれから、何度も、何度も考えた。
なぜ、怜音を放置して
智和の元に行ったのか
でも····その答えは···だせなかった。
智和の心配からなのか?
怜音に対しての過剰な自信なのか?
今になっても答えはなかった。
怜音は、俺が、智和と一緒にいると
思っているが、
あれから、一度も会ってない。
結局、智和とは、
キスも体の関係もなかった。
俺が、出来なかったのだ。
俺は、どうしたらいいんだろう
飛鳥は、一人泣いていた。