もう一度・・あなたと
怜音は、気だるい中で
寝とぼけたまま········
「好きよ、飛鳥。
二度と私から、離れていかないように
飛鳥を戸籍でも、しばるから。」
と、言った······ような·······
「ありがとう。
レン、愛してる。
世界一、好きだよ。
あ~、嘘みたいだよ‥‥レン。
俺のレン。俺だけのレン。」
この日、飛鳥が私を手放したのは
外が明るくなってからで········
翌日の朝
「もう、飛鳥!!
動けない。」
と、抗議すると
「仕方ないじゃん。
嬉しかったんだから。
それに、レンを見てると、
抱きたくなるの
なんなら、まだ、する?‥」と
「もう、だめ。くたくた。」
と、布団に潜ろうとすると
左手に、違和感が‥‥‥
見ると、きれいな、キラキラした
指輪が、はまっていて······
「キャ~っ、飛鳥?
こっこれ?」
「えっ、レン、今気づいたの?」
「ええっ、飛鳥っ、
昨日のは、夢じゃないの?」
「違うよ!
レン、日本のご両親に挨拶に行きたい。」
と、真面目に言われて
「えっと、うん、わかった。
連絡してみるね。」
私達は、休暇をあわせて
日本へ帰国した。
友成のご両親には報告済み
式もできたら、カリフォルニアで
挙げたいと思っていた。