もう一度・・あなたと
願えば、叶う
私の両親には、
今までの全てを話した。
飛鳥は、
「怜音さんには、
申し訳ないことをした、と、
いまでも、思っています。
ですが、どうしても、
怜音さんじゃないとだめなんです。
玲音さんが、俺の生き甲斐なんです。
こんな体で、何を言ってるんだ
と、思われるかもしれませんが
怜音さんを、僕に下さい。
お願いします。」
と、飛鳥はつたない正座をして
怜音の両親に頭を下げた。
父は、
「飛鳥君、頭をあげなさい。
そして、ゆったりと座りなさい。
私は、君達の間に何があっても
今、君達が、こうしていると
言うことが、大切だと思うよ。
確かに、怜音は、傷ついたかも
しれない。
でも、飛鳥君もその分、傷ついたんだろ。
なら、帳消しで良いじゃないか。
今後、色んな事が、
二人に降りかかってくる、
そのときは、きちんと話し合って
お互いが、お互いを
思いあえる夫婦となればいい。
私は、反対しないよ。
飛鳥君と怜音には、
通らないと行けない道だったんだよ。
飛鳥君は、今後も体に気をつけて
二人で幸せになりなさい。」
と、言った。
飛鳥は、
「ありがとうございます。
ありがとうございます。」
と、言いながら泣いていた。
私も、
「お父さん、お母さん、
ありがとうございます。
離れて住むことになる
親不孝な娘だけど
ごめんね。
わたし‥‥飛鳥と幸せになるから。」
と、伝え四人で式の話や
飛鳥のご両親の話しをした。
その後、友成のご両親から
私の実家に電話があって
お互いに子供達の幸せを
願う話になったみたい。