素直になれない恋




「ねみぃ〜。」


でかい声でそう言ってあくびをする春樹


「……っ」



目が合うと、気まずくなって私が逸らす。



でも、春樹がこっちにきて、カバンを置いて後ろを振り返る。








ドキッ。






「はよ。」



「おはよ………」




普通の会話




なのに





とてもドキドキしてる………





それは







簡単に崩される。






「ん、これやっといて」




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