素直になれない恋



でも、そもそも素直になれない私がいけないよね。




私は、勇気を出して春樹にはなしかける。



「ねぇ、放課後残ってポッキー食べよ?」



そう言うと



チラッと見て



フッと笑ってから



「俺もそれ言おうとしてた」



なんて言われてしまった。




な、なんだよ……っ



ばか。





なんて、思ってると放課後になってしまい



私たちは2人で教室に残ってポッキーを食べている、



「あー、だりぃ」



そう言いながら日直日誌を書いてる春樹。



「あーあ、早く書いちゃいなよ」


なんて言いながらポッキーを食べる私。





そして、最後の1本になったところで



またまた春樹が食べてしまう。





< 139 / 149 >

この作品をシェア

pagetop