素直になれない恋
でも、そもそも素直になれない私がいけないよね。
私は、勇気を出して春樹にはなしかける。
「ねぇ、放課後残ってポッキー食べよ?」
そう言うと
チラッと見て
フッと笑ってから
「俺もそれ言おうとしてた」
なんて言われてしまった。
な、なんだよ……っ
ばか。
なんて、思ってると放課後になってしまい
私たちは2人で教室に残ってポッキーを食べている、
「あー、だりぃ」
そう言いながら日直日誌を書いてる春樹。
「あーあ、早く書いちゃいなよ」
なんて言いながらポッキーを食べる私。
そして、最後の1本になったところで
またまた春樹が食べてしまう。