White heart


如姫が学校を辞めてしまったら真実には辿り着けない。



そんな気がする。





「とりあえず今は…」






宝条瑠璃の素性を何とかしないと。





あの女には絶対に裏がある。





それは、俺だけじゃなくて桜華の全員が思っていること。






幹部はもちろん、下っ端達も如姫のことを信じて協力してくれている。






俺達にとっての姫は、如姫以外考えられない。







これを伝えたら、アイツは「馬鹿みたい」と笑うんだろうか。









……あの日、倉庫を出て行くときに呟いた『大好き』の言葉は嘘じゃないと信じている。



< 38 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop