イイコでしょ?
自分の腕の中に居る小さな命。
すごく軽くて、
すごく重い。
自然と口元は緩んで…
なんだか泣きそうになった。
手なんか驚くほど小っちゃくて、海崎さんが差し出した人差し指をしっかり握って。
ピクピクと瞼が動く。
すでにしっかりと生えてる髪は、パパに似たのかな?
眉毛もしっかり生え揃ってる。
「連れて帰りたい。」
「こらこら。」
何かわかんないけど、すごく幸せで、赤ちゃんってすごい力を持ってるんだなと、
入口で突っ立ってる新井さんにも味わって欲しくて。
「次新井さんどうぞ?」
俺はいいよ、と見るからに嫌そうな顔をして逃げる新井さんに、みんなで言いくるめてやると、渋々私から赤ちゃんを受け取った。
「どう?可愛いですよね!」
「あぁ?…うん。」
迷惑そうな顔してたけど、私は見たよ。
新井さんが一瞬、優しい笑顔を赤ちゃんに向けてたの。
やっぱり新井さんには赤ちゃん似合わないけど
その後泣き出しちゃった赤ちゃんにすごく慌てふためいて、直ぐに優子さんに交代していた新井さんにみんなで笑って。
色々話聞きたかったけど、出産という大仕事の後、お疲れの優子さんを思い帰る事に。
「じゃあね~パパ♪また明日会社でね~♪」
「優子さんゆっくり休んで下さいね!また抱っこしに家遊びに行かせて貰います~!」
ありがとう、と言った二人を、ドアが閉まるまで見送った。
・
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すごく軽くて、
すごく重い。
自然と口元は緩んで…
なんだか泣きそうになった。
手なんか驚くほど小っちゃくて、海崎さんが差し出した人差し指をしっかり握って。
ピクピクと瞼が動く。
すでにしっかりと生えてる髪は、パパに似たのかな?
眉毛もしっかり生え揃ってる。
「連れて帰りたい。」
「こらこら。」
何かわかんないけど、すごく幸せで、赤ちゃんってすごい力を持ってるんだなと、
入口で突っ立ってる新井さんにも味わって欲しくて。
「次新井さんどうぞ?」
俺はいいよ、と見るからに嫌そうな顔をして逃げる新井さんに、みんなで言いくるめてやると、渋々私から赤ちゃんを受け取った。
「どう?可愛いですよね!」
「あぁ?…うん。」
迷惑そうな顔してたけど、私は見たよ。
新井さんが一瞬、優しい笑顔を赤ちゃんに向けてたの。
やっぱり新井さんには赤ちゃん似合わないけど
その後泣き出しちゃった赤ちゃんにすごく慌てふためいて、直ぐに優子さんに交代していた新井さんにみんなで笑って。
色々話聞きたかったけど、出産という大仕事の後、お疲れの優子さんを思い帰る事に。
「じゃあね~パパ♪また明日会社でね~♪」
「優子さんゆっくり休んで下さいね!また抱っこしに家遊びに行かせて貰います~!」
ありがとう、と言った二人を、ドアが閉まるまで見送った。
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