緑と石の物語
「みんな!騒がせてごめんよ~!
あんまり突然のことで驚いてしまって…
あたし、リーズにジェラシー感じちゃったみたいなんだ。
あぁ、はずかしい…
リーズ、本当に変なこと言っちゃってごめんよ!」
「サリーさんは、素直な方ですからすぐに感情が出てしまうんですよね。
でも、もうわかって下さいましたから…」
「サリーさん、あなたにもきっと良い人がみつかりますよ。
レヴなんかよりずっと良い人がね。」
「そうだよね!
あたしはこれでもけっこうモテるからね!
あ~あ、せっかくの料理が冷めちゃったよ。
ま、いいや。
シェフの料理は冷めてもおいしいからね!
さぁ~、食べるぞ~!!」
(すまないな、サリー…無理をさせてしまって…)
レヴは心の中でサリーに詫びた。
*
「リーズ様、驚きました!
婚約だなんていつのまに…!!
あぁ、なんて素晴らしいことなんでしょう!
本当におめでとうございます!」
「ありがとう、エリサ。
別に隠してたわけじゃないのよ。
突然のことで、私も驚いてるの。」
「そうだったんですか。
しかし、今日のサリー様は一体なんだったんでしょう?
最近は、リーズ様にも優しくなられたと思ってましたのに…
あの取り乱しようは、もしかしたら、サリー様とレヴ様は以前…」
「品のない勘繰りはおよしなさいな!
お二人はそんなご関係じゃありません。」
「すみません、リーズ様。
そうですわね、レヴ様があんなサリーさんを相手にするわけはありませんよね。
しかし、旦那様達も奥様もさぞ驚かれることでしょうね。
まさかこんなことになるとは、思ってもみられなかったと思いますよ。
それでお式はいつなんですか?」
「それはまだ決まってないの。
レヴ様が旅から帰られてからのことになるから、いつになるかわからないわ。」
「えっ!
ご婚約なされるのに、レヴ様はやはり旅には出られるのですか?
サリー様もご一緒ですよね?
リーズ様はご心配ではないのですか?」
「ええ、心配なことなど一つもないわ。
私はレヴ様を信頼してますから。」
そう答えたリーズの微笑みは、とても満ち足りたものだった。
「まぁ!リーズ様ったら…!」
あんまり突然のことで驚いてしまって…
あたし、リーズにジェラシー感じちゃったみたいなんだ。
あぁ、はずかしい…
リーズ、本当に変なこと言っちゃってごめんよ!」
「サリーさんは、素直な方ですからすぐに感情が出てしまうんですよね。
でも、もうわかって下さいましたから…」
「サリーさん、あなたにもきっと良い人がみつかりますよ。
レヴなんかよりずっと良い人がね。」
「そうだよね!
あたしはこれでもけっこうモテるからね!
あ~あ、せっかくの料理が冷めちゃったよ。
ま、いいや。
シェフの料理は冷めてもおいしいからね!
さぁ~、食べるぞ~!!」
(すまないな、サリー…無理をさせてしまって…)
レヴは心の中でサリーに詫びた。
*
「リーズ様、驚きました!
婚約だなんていつのまに…!!
あぁ、なんて素晴らしいことなんでしょう!
本当におめでとうございます!」
「ありがとう、エリサ。
別に隠してたわけじゃないのよ。
突然のことで、私も驚いてるの。」
「そうだったんですか。
しかし、今日のサリー様は一体なんだったんでしょう?
最近は、リーズ様にも優しくなられたと思ってましたのに…
あの取り乱しようは、もしかしたら、サリー様とレヴ様は以前…」
「品のない勘繰りはおよしなさいな!
お二人はそんなご関係じゃありません。」
「すみません、リーズ様。
そうですわね、レヴ様があんなサリーさんを相手にするわけはありませんよね。
しかし、旦那様達も奥様もさぞ驚かれることでしょうね。
まさかこんなことになるとは、思ってもみられなかったと思いますよ。
それでお式はいつなんですか?」
「それはまだ決まってないの。
レヴ様が旅から帰られてからのことになるから、いつになるかわからないわ。」
「えっ!
ご婚約なされるのに、レヴ様はやはり旅には出られるのですか?
サリー様もご一緒ですよね?
リーズ様はご心配ではないのですか?」
「ええ、心配なことなど一つもないわ。
私はレヴ様を信頼してますから。」
そう答えたリーズの微笑みは、とても満ち足りたものだった。
「まぁ!リーズ様ったら…!」