魔王のオモチャ
『心を奪われないだと…?
笑わせんな。それはこれのおかげだろ?
俺があげた、お守り
役に立ってるみてぇじゃねぇか』
魔王は私の首に飾ってあったお守りを見せてきた
『これの力でお前には俺の魅力が失われている
これがなかったら、お前はすぐにでも
俺の虜になってんだぞ?分かってんのか?あ"あ?』
魔王を見た女は魔王の虜になる
だけど私にはお守りがあったから魔王の虜にはならないでいた
『お前は俺のなんだよ
ちゃんと覚えておけ』
そう言って魔王は私の身体を離し
ベッドに放り投げた
『俺の血をやろうと思ったが興が醒めた』
血をやる…?
馬鹿馬鹿しい!!
そんなの絶対にいらない!!
『そのお守りには、もう一つ効力があったな…
ああ、だから…』
魔王は私を見下ろすと、私が刺した剣を取り自分のお腹から出ている血を手に当て血を確かめるように見ていた
『俺の部下は欲しい欲しいって
俺を求めてくるんだけどな?』
「気持ち悪い!!
ホモ同士の集まりでしょう!!」
男なのに男の魔王を求めるなんて…
考えただけでも吐き気がする!!