魔王のオモチャ








「………あっ!シャーナじゃないか!
凄い人って、シャーナだったの?」








「なっ!?」 「うぇ!?」 「は!?」











サビトさんはシャーナを見ると
嬉しそうに笑ってシャーナを抱きしめた










な、なにシャーナを抱きしめてんだ!!










「離せ、キモい」






「フフッ…相変わらずだね〜
そんなとこも可愛いよ」










シャーナはサビトさんの顔を殴って離れさせたが、サビトさんは痛みを感じないのか、ずっと笑っていた











な、なんか気持ち悪ぃ…

殴られて普通笑うか…?










「白々しい嘘はやめろ
私たちが来ることを知っていただろ

いや、この子をあの街に行かせ
偶然のように私たちと会わせたな?」










「「「えっ……!?」」」











やっぱり、偶然じゃなかったのか…!?

なんか、そんな気がしたんだよ…!











「フフッ…その通り…
僕はずっと君たちを観察してたんだぁ

んで、シャーナに言われて作ったものも出来たし…

ニーナと偶然のように会わせて
僕のとこまで来させようとしたんだ

ニーナは勇者のファンだって言ってたから…
絶対連れてきてくれるだろうって思ってさ」











ま、マジか…

この人ってマジ何者!?




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