魔王のオモチャ






「だから女は嫌いなんだ
男と違って、悪知恵だけは働くからな」




「それは僕も同感〜」











人間の女って恐ろしいよね〜

だから、女の悪魔も結構僕たちよりエグいことするから怖いんだよね〜


まあ、今の魔界には女の悪魔はいないから安心だね

トヨが女の悪魔は、全て殺しちゃったから怖いことはないんだよね〜









「それで?
トヨ、どうするつもりなの?


このままだと、女王様の愛人……いや、ペットにされてしまうよ?

女王様、結構トヨのことにお熱みたいだからさ〜」






「俺に触れたら、殺してやる」





「殺すって………
簡単に言うけど、トヨはもう悪魔じゃないんだよ?

女王様を簡単に殺せると思ってるの〜?」









そこらの女たちとは違う

彼女は、女王様なんだ


彼女の周りには、ゴツい兵士たちや執事
はたまた大臣なんかもいる

そんな状態と状況で、簡単に殺せる相手じゃないよ〜?











「あっ!そうだ!
光くん…………いや、勇者を呼んで来てあげようか?


彼は勇者だ。
彼が何をしても咎めることは出来ない

女王様ですら逆らえないだろうね〜



どうする?
呼んで来てあげるよ〜?

彼ならトヨを助けてくれると思うし〜」







「よく言うぜ
こんなことになったのは、元々オヤジのせいだろうが


オヤジ、俺があの女に指一本触れられたら……

オヤジ、あんたを殺してやる
何をしても、あんたを殺してやるからな」





「怖いな〜」










ん〜

この目は、本気だな〜


僕、何されちゃうのかな〜?

トヨって、殺るときはホント容赦ないからな〜



まあ、でも………

楽しいし、このままでいっか!










「トヨ、怖いから僕逃げよっと〜
じゃあね〜、トヨ〜

女王様に犯された後に、また来てあげるからね〜♡」






「次、俺の前に顔出したら……
あんたの命はないと思え」











もぉ、ホント可愛くない

少しは可愛気あるとこ見せてほしいよ!











僕は、そのままトヨの元から姿を消して
家に戻った






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