魔王のオモチャ








「ニーナ、予定通り頼む」



「はい!」









ニーナは、呪文を唱えると……









「勇者様!魔王は、地下牢にはいません!

この先にある大きな部屋にいるみたいです!」




「よし!行くぞ」










俺は、女王様が魔王の居場所を簡単に教えると思ってはいなかった


教えたとしても、それは嘘だと思い
前もって、ニーナに魔王がいる場所を魔法で捜し出すという指示をしていた




ニーナの言葉で、俺の考えは当たり


やはり女王様は

俺たちに嘘の情報を教えた





俺たちを騙してまで魔王を手に入れたんだ

簡単に俺らに居場所を教えるはずがない





俺とニーナは、急いで

魔王がいる場所に向かった





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