魔王のオモチャ
「………あなた、世界一の弓使いね?」
「いえ、俺は……
貴女だけのプリンスです」
シャーナは不思議な顔をしたあと
俺を見てきた
シュンさんは、シャーナを愛しそうな顔をして見つめていた
「…シャーナ、そいつが世界一の弓使いだ」
「……そう…」
シャーナに答えてやると
シャーナはもう一度シュンさんを見て…
「私たちの仲間になってくれない?」
仲間になってと言った
「はぁ⁉︎ちょ、待て!シャーナ!!
コイツは…「分かりました、マイハニー」…あぁ…遅かった…」
俺は目を輝かせているシュンさんを見て、顔に手を当てガックリした
『シュンちゃん⁉︎』
「ささ…
行きましょう、マイハニー」
「……………?」
ユミさんは、シュンの行動に驚きつつも
シュンを止めようとしたが…
シュンはシャーナしか見ておらず
ユミさんを無視して外に出て行った