魔王のオモチャ






しばらく、こんな争いをして

結局、誰が行くか決まらなくて…









『もぉ、じゃあこうしよう…!!
三人で行って、三人で勇者を助けよう!

抜け駆けはなし

これなら文句ないでしょう?』









『お前が一番信用出来ねぇんだよ!!』


『あんたが一番信用出来ない!!』








『ちょっ、ちょっと!!
それはヒドイよ!!

僕が二人に何したっていうのさ!!』











僕は、二人よりイイ子な自信あるよ?

魔王にだって、一番好かれてるし…!!











『前に、俺が魔王とイチャついてるのを憎んだお前が

自分で自分の顔殴って
俺に殴られたって泣きながら魔王に言ったの忘れたとは言わさねぇぞ!!


魔王はそんなこと自分でするはずがないと思って俺を怒りやがったの
すっげぇ悲しかったんだからな!!』








『そ、そんなことあったかなー?』









し、知らないよーだ…っ!!





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