魔王のオモチャ






『私のときは……

見覚えのない男の死体が私の部屋にあって、魔王に怒られたわよ!!


ブラン、知ってる⁉︎
コイツ、男でもイケるのよ!!

魔王は男なら私だと思い込んでるから
コイツがやったなんて思わない…っ!』








『ま、マジかよ…
お前、男でもイケたのかよ!!』







『そ、そんな…
言いがかりだよ…っ!!』










魔王を好きになったら
男でも大丈夫って思えてきて…

それで、ヤっちゃっただけだよ…


人間嫌いな魔王にしられたらヤバいから…
ちょっと都合のいい場所に隠しただけじゃん!!



あとで回収するつもりだったよ⁉︎

ほ、ほんとうだよ…⁉︎









『汚い手ばかり使って
魔王に好かれようだなんて…!!』






『俺らより好かれてるって勘違いしてんじゃねぇぞ!!』







『ぼ、僕…そんなこと思ってない…っ』









思ってたけどね?










『なに嘘泣きしてんだ!!
俺は魔王以外男は専門外なんだよ!!

そんな泣き真似したって可愛いとか思わねぇからな!!』








『ちょっと!!
その言い方、失礼よ!!

私だって、男でもこんな性格ブス嫌よ!!』










チッ。
つられろよな

頭空っぽのくせして




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