魔王のオモチャ
シュンが言っていた通り…
神聖な場所なのかもしれない…
奥に入るにつれ、なぜか俺の身体が軽くなったり…
空気が澄んでいて、まるで外にいるような感じだった
な、なんだ…あれ…?
奥の方に暗くてよく見えないが何か置いてあるのが分かった
俺はそれが何か確かめようと近づいてみると…
あっ…!!
これ、もしかして…
地面に刺さってはいるが…
綺麗でカッコイイ剣があった
これだ…!!
これが勇者の剣だ…!!
俺はさっそく地面に刺さっている剣を抜こうとしたら…
『難じの望みを言え』
どこからともなく声が聞こえてきた
な、なんだ…これ…
どっから…
『難じの望みを言え』
なんだよ…
難じの望みを言えって…
俺は怖くなってきて、剣から離れた
『難じの望みは何だ』
「お、俺の望み…?」
言葉が変わり、どことなく優しい声に変わった気がした