同・棲・同・盟!
それから10年以上経ったある日、私のせいで彼女さんと別れることになってごめんと謝ったことがある。
『まさかずっと気にしてたのか?まったく。それは沙緒里ちゃんのせいじゃない。互いに結婚したいと思う相手じゃなかったということだ。それにな、さっちゃんと別れたおかげで、俺はカナさんと出会えたんだ。結局これで良かったっつーか、これがベストなんだよ』
その「カナさん」は、今では私のお義姉さんなのよね。
兄が幸せな家庭を築いていることや、香奈美義姉さんみたいなステキな人が私の家族になってくれたことは、ホントに嬉しい。
できれば私もいつかは・・日田さんと・・・なーんて妄想を思い描いたことも何度か・・ここに同居させてもらってからは、何度もあったけど。
私は日田さんへに寄せる、密かな恋心を断ち切るように、顔をブンブン左右にふると、兄へ電話した。
『まさかずっと気にしてたのか?まったく。それは沙緒里ちゃんのせいじゃない。互いに結婚したいと思う相手じゃなかったということだ。それにな、さっちゃんと別れたおかげで、俺はカナさんと出会えたんだ。結局これで良かったっつーか、これがベストなんだよ』
その「カナさん」は、今では私のお義姉さんなのよね。
兄が幸せな家庭を築いていることや、香奈美義姉さんみたいなステキな人が私の家族になってくれたことは、ホントに嬉しい。
できれば私もいつかは・・日田さんと・・・なーんて妄想を思い描いたことも何度か・・ここに同居させてもらってからは、何度もあったけど。
私は日田さんへに寄せる、密かな恋心を断ち切るように、顔をブンブン左右にふると、兄へ電話した。