同・棲・同・盟!
・・・これで良かったのよ。
私がいれば、日田さんは誰も・・・ジム仲間の彼女・・・かもしれない人だって、ご招待できないし。
日田さんと接する機会は激減しちゃうけど、同時に、これ以上ご迷惑をおかけして、嫌われてしまう機会も激減するということなんだから。
くじける前に、何事も良いように考えよう。

「最後まで泣かずに、笑顔でちゃんと言えたのは・・・うぅっ、ほんとーに偉かったよ、わたし・・ひくっ・・」

今はもう、泣いていい・・・・ううん、泣かずにいられない。
私はボロボロ泣きながら、機械的に脚を動かして、トコちゃんちに向かってひたすら歩いた。

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