同・棲・同・盟!
「よし。じゃ、そろそろ朝メシ食べようか」
「はいっ。私、おなかすきました」
「俺も。やっとおまえを抱けたからなぁ。モヤモヤしてた分、動きまくって・・・」
「ちょーっと日田さんっ!!」
「いいじゃねえか。ここにはおまえしかいないんだし。しかもした相手はおまえだし」

・・・こんな、何気ない会話を、日田さんとする日が来るなんて。
人生、何が起こるか本当に分からない。
でも。
これは私にとっては、人生最高に嬉しいハプニングであることは、間違いなくて・・・あっ。

フラッとよろめいた私を、すかさず日田さんが腕を掴んで支えてくれた。

「大丈夫か」
「ええ、はい。ただちょっと足元が、ワナワナして筋肉痛っぽい感じ・・・ってなんで笑うんですかっ!?」
「昨日は結構動いたからなーと」
「そ・・・う、ですね」
「ほら。俺が支えるから。一緒に歩こう」
「・・・はい」

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