同・棲・同・盟!
エピローグ (最終話)
2週間後。
兄と香奈美義姉さんの間に、待望の第一子である達磨(たつま)くんが生まれた!
兄たちは遠くに住んでいることもあって、私たちが入籍をしたお祝い報告を兼ねて訪ねたのは、達磨くんが生まれてから3週間後のこと(日田さんのご両親へは、その前の週に、ご挨拶を済ませていた)。
「うわぁ・・・ちっちゃーい。ほらいっちょくさん、見て見て。手とかこんなだよ?」
「だな。にしても、“オショウ”に“ダルマ”って」
「合ってるっしょ?」
「まーな」
「ねえお兄ちゃん、たつまくん抱っこしていい?」
「沙緒里っ。まだダルマの首座ってないから気をつけ・・・そうじゃねえよっ、首支えるように持って・・そーそー」
「む、むずかしいね、赤ちゃん抱くのって・・」
「貸せっ」
「どうぞっ」
自他ともに認めるヒヤヒヤする抱き方だったからか。
私はすんなりと日田さんに達磨くんを託した。
兄と香奈美義姉さんの間に、待望の第一子である達磨(たつま)くんが生まれた!
兄たちは遠くに住んでいることもあって、私たちが入籍をしたお祝い報告を兼ねて訪ねたのは、達磨くんが生まれてから3週間後のこと(日田さんのご両親へは、その前の週に、ご挨拶を済ませていた)。
「うわぁ・・・ちっちゃーい。ほらいっちょくさん、見て見て。手とかこんなだよ?」
「だな。にしても、“オショウ”に“ダルマ”って」
「合ってるっしょ?」
「まーな」
「ねえお兄ちゃん、たつまくん抱っこしていい?」
「沙緒里っ。まだダルマの首座ってないから気をつけ・・・そうじゃねえよっ、首支えるように持って・・そーそー」
「む、むずかしいね、赤ちゃん抱くのって・・」
「貸せっ」
「どうぞっ」
自他ともに認めるヒヤヒヤする抱き方だったからか。
私はすんなりと日田さんに達磨くんを託した。