同・棲・同・盟!
「ええっ!?そんなに!?すみませんっ!日田さんだってお風呂入りたいのに」
「俺のことはいいから。マックス20分。のぼせる前に上がれよ」
「はいっ承知しましたっ!」
「その様子じゃ、まだまだ大丈夫そうだな」という日田さんの声を遠くに聞きながら、私はガックリと肩を落とした。

あぁ、憧れの上司ご本人が、すぐ近くにいるという事実が・・・しかも、日田さんご本人宅に、今晩だけでもお泊まりさせていただくという信じられない現実が、私のはじけぶりに拍車をかける!
結果、いつもの妄想が、いつも以上に暴走するという・・・ううぅ。

それでも日田さんは、私を部下の一人としてしか見ていない。
私が裸でいても、日田さんは私に欲情なんてしてなくて・・・のぼせないか心配してくれているだけで。

その優しい現実に、私はズーンと落ち込んだ。


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