同・棲・同・盟!
「すぐ片づけたいけど、あと数日はここに来たくないから、とりあえず貴重品だけ持って、両親のところに住まわせてもらうことにした。一時的にね」
「私も同意見だから、たーくんちにしばらく居候させてもらうことにしたわ。たーくんからは、“じゃあこれを機に同棲しようよ”って言われたんだけどー」
「良かったじゃないですか!」
「まぁ・・・そうね」と呟いたモモさんは、何となくニコニコしている。

火事という原因には不本意だけど、好きな彼と同棲できるという結果が、それ以上に嬉しいのかもしれない。
モモさんはずーっと、7つ年下の彼・たーくんと結婚したいって言ってたし。

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