同・棲・同・盟!
「ホンット、おまえ変わってないなぁ」
「う・・・」
「行くぞ。歩けるか?」
「歩けますよ!」

と言ったものの、ちょっと私がよろめいたのを見逃さなかった日田さんは、私の肘を優しく持って、歩くペースを落としてくれた。

よろめいたのは酔ってるせいじゃないんだけど・・・。
胸が急にドキドキし始めたのも、酔ってるせいじゃあ、断じてありませんけど!


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