同・棲・同・盟!
私は、なぜかおずおずとした口調で、「もしもし?」と兄に言った。
「あー沙緒里ちゃん?いっちょくさんちに野菜送るから、後でいっちょくさんに俺のメールアドレスを教えといて」
「“いっちょくさん”って・・・もうそう呼び合う仲になったの!?」
・・・そういえばさっき日田さん、兄のことを、定番あだ名の「オショウ」と呼んでたよね。
「互いに“かずなお”と呼び合う方がヘンだろ」
「あぁ、まぁ・・そうだね。うん。じゃあ、後で日田さんに、お兄ちゃんのメルアド教えればいいのね?」
「よろしく!おまえがいっちょくさんと一緒にいるなら、俺も安心だ」
「日田さんって、すごく優しくて、面倒見が良い上司だから」
「・・・やっぱ沙緒里ちゃん・・・いや、いい。いっちょくさんに迷惑かけるなよ」
「それはもう、しっかり心得てるから!」と私は言いながら、やっぱり出世払いでもいいから、払ってもらった品の代金は全額返したほうがいいんじゃないかと、頭の片隅で思っていた。
「あー沙緒里ちゃん?いっちょくさんちに野菜送るから、後でいっちょくさんに俺のメールアドレスを教えといて」
「“いっちょくさん”って・・・もうそう呼び合う仲になったの!?」
・・・そういえばさっき日田さん、兄のことを、定番あだ名の「オショウ」と呼んでたよね。
「互いに“かずなお”と呼び合う方がヘンだろ」
「あぁ、まぁ・・そうだね。うん。じゃあ、後で日田さんに、お兄ちゃんのメルアド教えればいいのね?」
「よろしく!おまえがいっちょくさんと一緒にいるなら、俺も安心だ」
「日田さんって、すごく優しくて、面倒見が良い上司だから」
「・・・やっぱ沙緒里ちゃん・・・いや、いい。いっちょくさんに迷惑かけるなよ」
「それはもう、しっかり心得てるから!」と私は言いながら、やっぱり出世払いでもいいから、払ってもらった品の代金は全額返したほうがいいんじゃないかと、頭の片隅で思っていた。