同・棲・同・盟!
「・・・大島」
「・・・あ。はい?」
「“ぎ”って何だよ」
「え?いえっ。特に何も?」
「あ、そ。じゃ、俺が毎晩ソファベッドで寝るってことで。いいな?」
「う・・・でもホントにこれ、寝心地いいんですか?」
「いいぞー。DVD観ながら寝落ちするのがもう最高なんだって!」
「あ・・・ぁ・・・」
「まだ寝るには早いし。おまえも一緒に観るか?」
「えっ?ホントにっ?」
「おまえが寝落ちしたら、俺がベッドまで運んでやるから」
「う・・」

大好きな日田さんと、一つのソファベッドに入って、一緒にDVDを鑑賞する。
それだけじゃなくて、寝落ちしたら、この私をベッドに運んでくれるとか・・・。

親密過ぎて、う・れ・しーーーいっ!!

「じゃ、じゃあ遠慮なくっ。あっ、でも私、見た目どおりすごーく重たいので、寝落ちは絶対しません!自力でベッドに行かせていただきますよ」
「ほぉ。自力でベッドに行く?マジか」
「マジです」

日田さんはじーっと私を見た後、ニマッと笑って「そりゃ楽しみだ」と言った。


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