同・棲・同・盟!

「ひっ、日田さんっ!」
「何。大島」
「あのっ・・・」

私はあたりをキョロキョロ見渡して、誰もいないことを確認した。
それでも、いつ、誰がヒョコッと現れるか分からないので、小声で聞くことは忘れずに・・・。

「今日の晩ごはんは・・」
「あ?あぁ。俺、今日は突発で接待入ったから、晩メシは食べて帰る」
「あ・・・そうですか」
「帰りは何時になるか分からんが、遅くなるのは確かだ。だから俺が帰るまで起きて待つとかアホな考えは捨てて、サッサと寝とけよ」
「うっ、な、なぜ、それ・・」
「律儀なおまえの考えそうなことじゃないか」

うがーっ!日田さんには私の考え、完全に読まれてるぅー!

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