モデル姉さんのファンは弟くん
「えっ、でも帝くんは…「は?なんでまだ突っ立ってんの?さっさと帰ってくださーい。あ、お姉ちゃん眠いよね?一緒に横になってお話しようか?」
圭がそう言って布団の中にはいってくる。
「っは?お前なにやってんの?」
「わあっ!」
帝くんに手を引っ張られてベッドから引き出される。
「…そっちこそなに?邪魔ばっかして本当ムカつく。」
うわあ…2人ともめちゃくちゃ怒ってる?何に怒ってるの?
「ふ、二人とも仲良くしよ?ねっ?」
「むり!誰があいつなんかと!」
「はぁ?何で、むり。」
「…ふふっ…あははっ!言い方とか2人とも似てる〜!」
「似てないし!!」
「似てねぇよ。」
「あはははっほら〜同じ!」
「〜っ!!とにかく、あんたはさっさと帰って!邪魔!」
「しつけぇ〜。なんでお前に命令されなきゃいけねぇんだよ。」
あぁまたこの繰り返し!!
「お姉ちゃん全然寝れてないんだから、お前がいたら邪魔なの!」
「あぁ知らないか。俺のそばで寝れてるから。なぁ?玲蘭?」
「えっ…わ!?」
帝くんにまた引っ張られて、帝くんに抱きつく形になる。
「っなにくっついてんの!離れろよ!つか何その嘘。」
「玲蘭が寝てたから俺が運んで、こういう状況になってるんだけど?」
帝くんがそう言うと圭が数秒固まった。
「……は?なんで……僕だけじゃないの?こんな少しの間であいつも特別になったの?」
「いやいや!とっ特別というかそういうことじゃなくって…。」