彼と私とベトナム人

「……っっ∥」

私は縛られながら、もう抵抗しなくなっていった
アゴはカメラのレンズから私を見てる…
でも、すこしおかしな私の様子に気付いたのか、そっとカメラを机に置いてこっちに歩いてきた

頬を赤く染めている私を見て、アゴはにやにやしながらこう言った

「おいおーい、こいつ、喜んでるぜ?」

「え、まじ?」
ちんげも嬉しそうにしていた
…でも私は、
ちんげが嬉しそうにしているのを見ると、何故だか腹だたしい気分になった

さっきまでの感情は
どこにいったのだろうか…

それにしても…
と、私は悔しくなった
私を縛っているこれ…
こんな、こんな、やつのちんげ…!

手足をばたつかせるが、丈夫なのか、びくともしない

「っっ」

「おいおい、無駄だぜゆうか?おれの毛は鍛えられてんだよ!」

顔の近くで喋るな!
そう思い、ふいっと違う方向を向いた

その反応にむかついたのか、ちんげは私のセーラー服を脱がし始めた

「おいおーい、お前、本当だめだなあ?!このまえの水泳の時間のやつ、覚えてるかぁー?」

このまえの…水泳の時間…!

た、たしか…
ちんげがこっそりシャワーんとこでおしっこしてたやつ…!!

なおもちんげは狂ったように脱がしていく
私のブラが顔を見せた
「…っっうわぁあっちょっやめっ」
私はいきなりのちんげの行動に焦りを覚え始めた
私はちんげの言葉を
聞き流そうとした
だが、ちんげはなおも続ける

「あんときよお…お前、笑ってたよな??」
「…っやめっ」
上半身を脱がされた私は、スカートにかけられたちんげの手を振りほどこうと必死にもがく

「なあ?!俺が恥かいてんの…笑って見てたよなぁあ?!?!」
「…やぁああぅっっ!」
服を完全に脱がされた私は、恥ずかしくて俯いた

「あんときよお、シャワーんトコでお前想像してぬいてたんだよ」
「?!」

え。おしっこじゃ…
「でもよぉ、見つかっちまって結局できなかった…」
え…き、きもし!

「だーかーらぁ」

?!悪い予感…
「教室でお前の水着こっそり取って、トイレで抜いてたんだよ」
…!あまりの衝撃に言葉を失う。…は?ちんげがわ、私の…え?!
「トイレですっごいしてよお、お前の水着にぶっかけてやった」
えっ、えええええ…

私は汚物を見るような目で
ちんげを見た
そして
「…きもぉおっっ!!!」
そう言ってしまった
だって…さすがにそれはきもすぎる、から…
だがそのとたん、ちんげは目の色を変えて私に襲いかかった
アゴはすかさずカメラを手に取った

「お前にっ何が分かるっ!」

そしてちんげは自分のバナナを私のマンゴーに突っ込んだのだ

「…!」

…涙が出そうになった

「ちょっとやっ、やめっ」

それでもちんげは腰を振り続ける

「ちょっご、ごめんなさっさっきのはっ謝るからっっ!
抜いてっこれ抜いてよおおっ!?」

ちんげは私の言葉などまるで聞いてない
ようだった
「いったい!や、やめて!ほんとにいたっい!」

泣きながら懇願する
い、いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい

「やだあぁーーっ!」

ちんげは不気味に笑った
「もう少しで、快楽が待ってるぜ?」
「…やめろよおおおおっ!痛ーーっ
うわぁあっ」
私は思いっきり腕を動かし、私を縛っていたちんげをぶちぎった
「やめろっつってんだろうがよおお!」

そうして思い切りアッパーを食らわせた

ゴッパァアンっっ

「きええええぇえええっ!舌噛んだっ舌噛んだっれえぇ」

ものすごい効果音と悲鳴…

そうしてアッパーからの~右ストレート

ドゥルルルルッパァアンっっ
「きゃぁあうぅっ!歯がぁーっ血ぃれれるよおおおおおおっ!?」
気持ちの悪い叫び声をあげながら、ひろしは消滅した

「……」
アゴがこちらを見ている

あいつも殴りたくなったが、猛烈に下半身が痛く、とてもそんなことはできそうにない

アゴは後ずさりをしていたが、私が攻撃をしてこなく、苦しそうにしているのを見るとニヤリ、と不気味に笑った

「おまえ、チェリーだったんだな」

…っっ!

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