ニセモノ彼女

「ちょっと……翔太⁉︎
何で、私じゃないの⁉︎」

「綾が 変なことを言うから、俺は 花音と向き合うことから逃げてしまった。」

「は⁇何言ってんの⁇
私、変なことなんて 何も言ってないじゃん‼︎」

冷静な翔太君と取り乱している綾。

「 "私と付き合ってくれないと、花音を虐めるよ⁇"

俺は馬鹿だから 花音を守るためには 花音から手を引き、綾と付き合うことしか道がないと思った。

でも、気づいたんだ。
俺、そんなことができるほど 大人じゃない。」
< 243 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop