ニセモノ彼女
「んじゃあ、前期末試験 点数勝負する⁇
俺、勝負相手がいたら 頑張れるけど。」
……え、勝負相手⁇
「私と⁇
別に……いいけど……、相手が私でいいの⁇」
「いいよ、逆になんで駄目なの⁇」
聞き返された……なんか、翔太君の悪魔の尻尾が見えた気分。
「翔太君が本気出したら、私なんかだと相手にならないような気がしてきて……」
「そんなの、やってみないとわからないし。
俺は、花音相手に勝負したいから。」
思わず、ポカンーってなっちゃう。
「そうなんだ……なら、勝負だね。」
「そうだな、負けないから。」