ニセモノ彼女

愛増彼女


日曜日、8:50。

家の前で翔太君を待つ私。

勉強道具もテキストも、ちゃんと持ってきた。

あとは、翔太君が来るのを待つだけ。

「あっ、花音。
早いな……ごめん、待たせちゃったみたいで。」

「ううん、だって まだ9:00になってないもん。
私が早くに家を出ちゃっただけだよ。

それに、そんなに待ってないし。」
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