ニセモノ彼女

これは、あの時と同じだ……。
初めて手をつないだあの時と同じ。

私は翔太君の手を取った。

「こういうこと……だよね⁇」

「当たりっ‼︎」

翔太君は ニカッーと笑った。

いつも翔太君に 家まで送ってもらっているくせに、私は翔太君の家を知らなくて 更に 翔太君の家へ行くのも初めて。

楽しみ。
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