Chat Noir -バイオハザー度Max-



でも黒猫が溝口さんに対して意地悪なのは単にこないだ言い合いになったからだけじゃなくて…





『気に入らねんだよ。


涼子さんのカレシか何だか知らねぇけど、理由もなく朝都の周りをうろちょろしやがって』





黒猫は―――ヤキモチを妬いてるだけだった。


可愛い黒猫。


私の飼い猫。


「理由はあるわよ?彼は私の研究内容の試薬を納品にきてくれてるだけ。


それに私はあの人に女扱いされてないから安心して?」



『朝都を女扱いしないヤツとか…



どこに目ぇ付けてんだよ』




黒猫がぼそりつ呟いて、私は思わず苦笑。


黒猫…言ってることメチャクチャ。


でも


嬉しいよ。


『ま。美人な涼子さんをゲットしたわけだから?結果的にセンスいいのか』


黒猫は涼子がお気に入り。


って言うか今更で遅いけど…黒猫のタイプが分かったり。


黒猫はどうやら年上のおねーさまがお好みみたい。それも可愛い系よりも美人系。


溝口おねーさまにも反応してたし。


現役女子高生の美少女カリンちゃんがすぐ近くに居るってのに、全然眼中に入れてないし。


それはそれで安心なのだけど。


私が当てはまるのは…




年上しかないじゃん!




気付いてちょっとがくり。


わ、私だって大人なんだからね!こないだのさくらんぼ柄の下着はちょっと子供っぽかったけど


今日こそはエロい下着で悩殺よ!



………



て、私は何を考えてる…


消えろ!変態バイオハザードウィルス!!






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