Chat Noir -バイオハザー度Max-
私はペルシャ砂糖さん、涼子、溝口おねーさまをそれぞれに紹介して(だってそれぞれの共通してる人間て私だけだもん)
とりあえずは一旦お茶をしに
適当なカフェを見つけようと歩き出した。
「私ね、ホントは可愛い妹が欲しかったのに、生まれてきたのは可愛げない弟だし?
おまけに高校が工学部だったから周り男子ばかりなのよ。
職場も男ばかりだから視界が可愛くないのよね~」
溝口おねーさまはそう言って、何故か私の腕にべったりと絡まっている。
「あの…どうして私と腕を…?」
黒猫とだってまだ腕組んでないのに。(手は繋ぐけど)
「組みやすいところにあったから♪」
と相変わらずなおねーさま。
「もう一個手が開いてるし涼子ちゃん腕組まない?
そっちの可愛いお姉さんでもいいわよ?」
と溝口おねーさまが若干アブナイ発言。
ペルシャ砂糖さんは慌てて手を振って
「そんな…私なんて恐れ多いです」
と謙虚。
恐れ多い以前の問題だと思うけど…
「私そっちの趣味じゃないわよ?彼氏はちゃんと居るから安心して?♪」
とにこにこおねーさま。
「あーあ~
私もアキヨシみたいな可愛げないおとーとじゃなくて、アサトちゃんのペットみたいな可愛い子がいい!」
ペット??黒猫のこと!?
「そ、それはダメ!」
私が慌てて言うと、
「あっら~?おとーとに、って、こ・と・よ☆うふふ」
と、にやり。
溝口さん……いつもこのおねーさんを相手に大変ですね。お疲れ様です。
と、私は同情気味。
結局近くの…ちょっと小洒落たカフェを発見してその場に落ち着くことに決めた。
私と涼子、ペルシャ砂糖さんと溝口おねーさま。
なんなのよ、この変な組み合わせは。