あやかし学園1年生☆
あたしの血縁者は大抵、小物程度の妖退治は小学校低学年からできる。


つまりはとても妖に敏感な体質を受け継いでるんだけど、私のかあさんの両親、つまり祖父母は子供に恵まれなかったらしい。

そんで、孤児院で浮いてる存在のかあさんをその薄い力を見抜いて養子縁組をくんだんだって。

それだけど、美人で頭が普通に良いのと人柄がよかったのもあって自分で言うのもなんだけどうちみたいなものすごい旧家に嫁げたんだって。


もともとのご先祖様を辿ると、設楽家の初代当主は設楽銀右衛門といって、銀狐と人との合いの子だったらしい。

銀狐は神聖な力で体が満ちていたから、生まれ落ちた子供は妖をその瞳に写し、また退治することができたんだって。
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