好きと嫌いは神一重
その次の日宗一郎は当たり前のように家の玄関の前にたっていて
「おはよう、葵ちゃん」
「おはよう、」
当たり前のようにあたしの隣にならんで歩く
「今日はいい天気だね」
「そうね」
何で普通に話しかけてくるのよそう思いながら
「待ってくれなくていいからもう」
なんでかその日からそんな言葉ばかり宗一郎に言うようになって
「俺がそうしたいだけだから」
「あたしは宗一郎君と一緒にいたくないの」
「それは葵ちゃんの本当の気持ち?」
「そう、本当の気持ち」
言っていてなぜか胸がチクチクする
「そっか、」
宗一郎のこの言葉にあたしたちの関係は終わったのだと思った