好きと嫌いは神一重
好きと嫌い
そんなこともあってあたしはあいつが傍にいることを心のどこかで感謝している。言葉にはしたことないけど
「おはよう、葵」
「おはよう」
特に並んで会話をすると言うこともなくただただ二人歩く
「また徹夜か?」
「そっちこそ」
「葵は意外と体弱いんだからあんまり徹夜すんなよ」
「大丈夫よ、毎日の日課みたいなものだし」
「何かあってからじゃ遅いんだぞ」
「大丈夫だっていってるでしょ」
こいつはなにかとあたしの心配ばかりする
嫌いといい続けている相手の
「そっちこそあたしにつきあって徹夜しなくていいから」
「別に葵に合わせてるわけじゃない」
あたしもそうだけどこいつも結構意地っ張り