好きと嫌いは神一重

「部屋は葵のとなり使ってね」

「え!」

「はい」

「はいじゃないわよ!」

「あそこしか空いてる部屋ないじゃない、わがまま言わないの葵!」

「なんかまずいのか?」

「もう!いいわよ」

どっちにしてもこいつとずっと居るのが変わるわけじゃないし

「じゃああたし部屋に行くから」

「ほどほどにしろよ、勉強」

「わかってるわよ」

「じゃあ、俺も」

「あんたはまだ居なさいよ」

「部屋の場所わかんないし」

嘘ばっかりわたしの部屋の向かいがあんたの部屋なのにわからないはずがない
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