好きと嫌いは神一重
「逆に鈴には好きなことかいないの?」
「いますよ?」
「え!誰、意外ね」
「最近は近藤組長でありますな」
「はぁ~あたしが聞いたのはリアル男子なのだけども」
「そんなものはおりませぬ、二次元にしか興味ありません!」
そういってあからさまに眼鏡を上にあげながら言ってきたので
「それは普通はオタク男子しか言わない言葉じゃないのそれ?」
「どうでしょ」
「そうよ!きっと」
こんなくだらない話ができるのは鈴だけ、鈴だけはあたしに表裏なく接してくれてあたしも鈴にだけはなんでもなはしてしまう。
「じゃあ、今日も勉強頑張るわよ」
「でありますな」