好きと嫌いは神一重

うちに着いた時

「あ、葵これ」

宗一郎の手には小さな紙袋が

「なに?」

「今日付き合ってくれたお礼」

「え、あ、うん」

宗一郎はそそくさと部屋に戻ってしまい

自分の部屋で紙袋を開けると

「髪留めじゃない」

桜の髪留めが入っていた
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