好きと嫌いは神一重

鈴が出ていってしばらくして坂田君がきて

「仲谷さん大丈夫!」

走ってきたのか息が荒い

「大丈夫、足がつっただけだから坂田君の方こそ大丈夫?」

「え、あ、大丈夫、ははは」

「せっかく見に来てくれたのにごめんね」

「残念だったね・・・」

「あはは・・・本当」

「仲谷さん・・・?」

あたしの頬から涙がこぼれ落ちた

「あれあたし・・・」

「仲谷さん」

坂田君があたしをギュッと抱きしめてくれた

「坂田君・・・?」
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