好きと嫌いは神一重

「夕日が綺麗」

観覧車がちょうど一番高いところにさしかかったとき

「仲谷さんは今井君のこと好き?」

「え?」

「好きなんだよね」

「今は好きじゃ・・・」

「仲谷さんってすく顔に出るんだよ」

「嫌いだよあんな奴」

「じゃあなんでそんな寂しそうな顔してるの?」

「ちが!」

「僕はさ今井君に比べると仲谷さんのこと知らないけどさわかるよ」

「・・・好きだった」

「だったじゃないよね?」
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